吉祥文様「青海波(せいがいは)」の和紙


 

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鴛膳堂では、 「青海波(せいがいは)」の紋様をトレード模様として、ラッピングや説明書等に使わせていただいております。

もともと、店主が大好きだった 「青海波(せいがいは)」の柄。

薄く華奢なこのレースの和紙は、とてもきれいで大変気に入っております。

 

 

「青海波(せいがいは)」は、波を意匠化した紋様です。

日本はぐるりを海に囲まれた小さな島であり、そこに暮らす人々は昔から海の恵みとともに生きてきました。

 

どこまでも無限にひろがる穏やかで恵みの海。

波を表している三重に重ねた鱗のような形は、縁起のよい扇の形に重ね合わせて末広がりという意味が含まれ、また、水の持つ「清め」「厄除け」の意味からも、「青海波(せいがいは)」は吉祥紋様となっていったといわれています。

 

また、その紋様には「これから先もずっと、人々の幸せな暮らしがいつまでも続きますように」という願いが込められています。

古来より「海」からイメージしたこの紋様は人々に大事にされてきた様子が伺えます。

 

日本の紋様にはそれぞれにその時代を生きた人々の思いや願いこめられ、吉祥紋様として現代に引き継がれているんですね。

 

普段の生活の中でもよく目にする「青海波(せいがいは)」。

調べてみて改めて、日本人としてこの素敵な和の心が生活の中に息づいていることをとても嬉しく思いました。

 

鴛膳堂では、日本人ならではの縁起がよいとされる「お箸」を「青海波(せいがいは)」の吉祥紋様の和紙でお包みしております。

当店の品をお選びいただいた皆様方に、どうぞ幸せが良いことが訪れますようにと、願いをこめて。

そして、お箸のギフトセットを、お受取りになられた方、お贈りになられた方々、そしてそのご家族様や周りの方々皆様にお喜びをいただけますように。

 

大切な方へ大切な贈りものに、ご覧になっていただけますと嬉しいです。