夏の白ゴーヤと黒い器


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毎日暑いですね。夕暮れ時や雨の時は少しばかりひんやりと涼しく、またこれが気持ちよいのですが、暑さが落ち着いた涼しさの中で重ねて蝉の声を聞くと、なんとも言えず夏を実感します。

 

さて、我が家では、庭の白いゴーヤがごろごろと大きくなり、収穫真っ盛り。

頻繁に作るのはゴーヤ料理の定番、ゴーヤチャンプルーです。

今日は、新入りの黒い器に盛って、塗りの取り箸を添えてみました。いつもより豪華に見える気がして、すっかりお気に入りの組み合わせです。

 

この白いゴーヤ、食べてみると苦さはまろやかですが、緑のものと変わらない味でとても美味しいのです。

 

緑のゴーヤは濃い緑と苦さのせいか、つい栄養が豊富なように思ってしまいますが、実は白いゴーヤの方がビタミンCが多いのだそう。日本は濃い緑のものが普及しているそうですが、台湾は白いゴーヤ、タイやベトナムでは淡緑色のゴーヤが主流のようです。

ゴーヤはビタミンCだけでなくカリウムも豊富で、苦みの成分モモルデシンは血圧・血糖値の上昇を抑えてくれて、整腸作用もあり、暑さで夏ばてしやすいこの季節には是非とりたい食材のひとつです。

 

ビタミンCといえば、まさしく美白。

日に当たる前に摂取するといいそうなので、店主もとりあえず気がついたときには何かしら食べるようにしています。

 

つるつると白くとてもきれいで、なんとなくみてるだけでもお肌が白くなりそうな勢いの白ゴーヤ。

お庭にある間はせっせと食べて元気に夏を乗り切りたいと思います。

 

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