はたの鴛膳堂の取り扱う「京都銘木箸」は、貴重な銘木の素材を活かし、京都の職人が丹念に創り上げたお箸です。

京都銘木箸(黒檀・朱音)

近年、お箸に使える良い木は本当に少なくなっています。お箸に使う木は数年間は寝かせる必要があり、その期間は「長ければ長い方が良い」のですが、お箸の需要も近年は大変多くなっていることから、お箸に使えるようになるまでになった木の在庫そのものが大変貴重な存在なのです。

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例えば最近では黒檀(こくたん)は大変入手が困難で、代わりに「縞黒檀(しまこくたん)」を使います。はたの鴛膳堂の取り扱う黒檀箸は、縞黒檀の中でも黒い材料を仕入れ、更にその素材から黒い部分だけを選び抜いて作られたもので、ひとつの材料からとれるお箸の数は限られています。

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それに、同じ木から削り出しても、お箸に使えるような、まっすぐな部分は限られますし、素材によって反り具合や硬さも変わることから、それぞれに応じて削り方も変えなければなりません。木は生き物ですから場所によって色合いが大きく変わる事もあり、そうなるとその部分はお箸として使う事はできなくなってしまうのです。

塗料をうまく使えば木の色合いについてはある程度調整できますが、はたの鴛膳堂の取り扱う京都銘木箸は、木が本来持っている美しい地の色をたいせつに、漆だけをかけて作られています。

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はたの鴛膳堂の京都銘木箸は箸先まで完全に「八角」に作られていますが、手を抜かずに完全に箸先まで八角に削るのは、実は大変な手間がかかる技術です。

しかし、先端までを完全に八角にする事で、使う人は、より繊細に箸先の動きを感じることができるようになります。せっかくお箸を使ってもらうのであれば、自分の指先のように箸先を感じてもらいたい。目立たないところにかけられた手間に、職人のそんなおもいが込められています。

はたの鴛膳堂創立より取り扱っている、若狭塗り技法を活かした「若狭塗箸」に加え、銘木の素材そのものを活かすことを、丁寧に実践して作られるこの「京都銘木箸」も、みなさまが贈り物を選ぶ際の選択肢の1つに加えてくだされば、嬉しく思います。

 

京都 銘木箸のギフト

紫檀(したん)

貴重な銘木を選びぬき、京都の職人がこだわりの手作業で作り上げた、銘木の素材感を活かしたお箸のギフトセットです。

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京都銘木 紫檀(したん)夫婦ギフト

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黒檀(こくたん)&朱音(あかね)

貴重な銘木を選びぬき、京都の職人がこだわりの手作業で作り上げた、銘木の素材感を活かしたお箸のギフトセットです。

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京都銘木 黒檀・朱音 夫婦ギフト

京都銘木 黒檀・朱音 夫婦ギフト