あけびの実をいただきました。秋ですね。
渋いこの紫もまた、秋らしいこっくりとした深みのある色。
あけびといえば秋の果物ですが、私は実は食べたことがなく、この度、初のあけびにチャレンジしました。
縦にぱっくりと割れてくると食べ時らしく、割れた中にはふっくらとしたきれいな白い実がおさまっています。
”おさまる”という言葉がしっくりときてしまったのですが、割れた皮におさまる実の様子はどこから食べていいかわからなくなるくらい上手に皮と一体になっていて、「壊す」という気持ちになってしまい躊躇ってしまいました。
もちろん、ちゃんといただきましたよ。
白い実はとても甘くてぷるぷるとして皮のイメージとは全然違う風味。もっと食べたいと思うくらい白い実に対して黒い種が大きい。
両親は子供のころにはあけびをよく食べたと言っておりました。昔の子供たちにとっては大事なおやつだったと思います。
私が住んでいるこの地域ではあけびは珍しく、滅多に見ることのない果物です。
東北にお住まいの方は、皮をお料理につかったり、あけびはとても馴染みの深い食べ物で、実と違い皮は少し苦味のある大人なお味のものらしいですね。一度、あけびのお料理を食べてみたいものです。
今回あけびをいただいた友達の家の軒先に置いてあった、あけび。
皆、笑ってるようで一緒に笑ってしまいました。
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